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寝転んで本を楽しむ!首や耳に優しい「読書枕」岡山で製造

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 読書の秋。ついつい夜更かしして本を読んでいる方も多いのではないでしょうか。ベッドで寝転んで本を読むのに最適な「読書用の枕」が赤磐市の工場で作られていると聞き、読書好きの記者が取材してきました。

(山下洋平リポート) 「本を読みながらくつろぐ、至福の時間ですよね。ただ、長く読んでいるとどうしても、首や肩に負担がかかってしまいます。そんな悩みを解消してくれる商品が誕生したんです」

 岡山県赤磐市松木にある「ジスクリエーション 岡山ピロースタヂオ」です。  名古屋市が本社で、中国に自社工場がありますが、2011年、枕の中材に使うパイプなどのメーカーが多い岡山県に製造拠点を作りました。

 こちらでは従業員約10人が、自社ブランドのほか、大手寝具メーカーから製造を請け負った枕の最終加工と出荷作業を行っています。

 今年4月下旬から販売しているのが読書枕「HONTO(ホント)」です。「本と」一緒にくつろぐ、というのが名前の由来で、最大の特長は、その「形」です。

(山下洋平リポート) 「こちらのHONTO、人間の顔や頭にフィットするように、四隅の厚みがすべて異なるんです。今、こちらでは、中の綿を手で均一にする『ならし』という作業が行われているんですが、この形状のため、一般的な枕よりも作業が難しいそうです」

 突き出たような形状で、最も厚みがあるのが後頭部に当たる部分で、包み込むようにして姿勢を安定させます。  さらに中央をくぼませることで、長時間圧迫される耳への負担を軽くします。

 この理想の形にたどりつくまで、2年ほど改良を重ねたそうです。

(ジスクリエーション 岡山ピロースタヂオ/松尾秀之 所長) 「自分が横向きになって本を読むときに一番いい体勢をキープするために、高さをいろいろ四方変えてみて、中に入れる綿であるとか、例えばパイプを入れてみたりとかいろんなことを繰り返して、試行錯誤の上に、ここに行き着いたと聞いてます」


(山下洋平リポート) 「ふだん使っている枕の上に、HONTOを置いて、横向きに寝てみます。ちょうどこの2段の枕の高さが、肩の高さと同じなので、姿勢がずいぶん楽です。そして、真ん中のくぼみに耳がすっぽりとはまって、全然痛くありません」

 カバーは愛知県の三河木綿を使ったものとベロア生地、パイル生地の全部で8種類。肌触りや、色、模様で好きなものを選べます。 (三河木綿三重織ガーゼ生地…6500円、ベロア生地・パイル生地…6800円 いずれも税抜き)

 おしゃれなパッケージから取り出すと、しおりもついていて、本好きの心をくすぐります。  関東を中心に書店や雑貨店などに出荷しているほかオンラインショップでも販売しています。

(ジスクリエーション 岡山ピロースタヂオ/松尾秀之 所長) 「本屋さんを通じて、フェア・拡販を行ってますので、できれば本の愛読者の方から『こりゃいいな』というふうに、広まっていけばいいなという形で進めていってます」

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