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「飲めなくて寂しかった」豪雨で被災のジャズ喫茶がテントで再開 倉敷市真備町

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 町に心地いい音楽とこだわりの珈琲が戻ってきました。倉敷市真備町で被災したジャズ喫茶が、店の前にテントをたてて、6日、再開しました。

 倉敷市真備町のジャズ喫茶「ごじとま」です。西日本豪雨から4カ月目を機に、お店の前にテントを建てて再開しました。

 こだわりのコーヒーを淹れるのは、「ごじとま」の店長、高本明英さん(65)です。

(ごじとま 店長/高本明英さん) 「一見見た目、太いじゃないですか、湯が。大雑把にはたてていないんですよ。見えるだけです」

 メニューは、コーヒーとカフェオレ、そしてくるみパンなどを使ったサンドイッチです。

(お客さんはー) 「もう最高。もうどこのコーヒーよりも一番うまい」 「みなさんが集まってわきあいあいといろんな雑談をしたり、思い出話をしたりそういった場所になるはずなので、無くしたくない場所だって感じました」

 また、再開を楽しみにしていた県外の常連さんも…

(福山から来た常連はー) 「この味が飲めなくて、寂しかったんです。やっと元に戻ったなって感じです」

 39年目になるお店は豪雨で2階まで浸水し、来年5月の本格再開を目指して工事を行います。

(記者リポート) 「お店にあったジャズのレコードとスピーカーは水没してしまったそうです。そのため、今はお客さんから借りたスピーカーを使って音楽を流しています」

 6日は午後4時まで営業し、およそ70人のお客さんが来たということです。

 ごじとまは、今月中は土曜と日曜にテントで営業し、12月からは移動販売を行うということです。

(ごじとま 店長/高本明英さん) 「みなさんがくつろいでいただける、ちょっとなごめるようなジャズの選曲なんかもやっぱりそういうの気を使って、流していきたいですね」


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