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全国初・トレーラーハウス型の仮設住宅へ入居始まる 倉敷市 

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 7月に西日本豪雨で、被災した人たちに向けた建設型仮設住宅の入居が、8日始まりました。

 引き渡されたのは、倉敷市船穂町の柳井原団地に倉敷市が整備した、トレーラーハウス型の仮設住宅51戸です。トレーラーハウスが仮設住宅として活用されるのは、全国で初めてです。

(倉敷市/伊東香織 市長) 「早く設置をできるものとしまして全国各地からこのトレーラーハウスを引っ張ってきまして」

 最初の入居者たちに、倉敷市の伊東香織市長が鍵の入った封筒を渡しました。

 市の担当者から、住宅やガスなどについて説明を聞く池田忠さん(81)・世美恵さん(81)夫婦です。これまでは天井近くまで浸水し、まだ泥の臭いが残る真備町の自宅で生活をしていました。

(池田忠さん) 「立派なうちじゃ」

 柳井原団地の仮設住宅の間取りは、1DKから3DKで最長2年間住むことができます。家賃は無料で、光熱費などは入居者の負担です。

(池田世美恵さん) 「複雑な気持ちですけどでもここへ来たら安心しました。来る前はちょっとね心配だったけど、この先どうなるんかな思ったりして」

 真備町の自宅に戻ることを考えている忠さんには、うれしい知らせもありました。

(池田忠さん) 「あの(小田川の工期を)5年に短縮したようろう。あっちへ帰るそれから若い人へ帰ってこい言えるがな。ここへ長くおるんもいいけどやっぱりはよう向こうへ帰らにゃな」

(倉敷市/伊東香織市長) 「お家のこと、それから生活のことについて腰を落ち着けて検討をしていただいたり、それから物事を進めていただけるそういう場所になっていくことを期待をしております」

 倉敷市に造られている建設型の仮設住宅は、6カ所に合わせて266戸あり、柳井原団地を皮切りに順次入居が進む予定です。


 また避難所で生活を続けている人が、まだ530人います。

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