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西日本豪雨1カ月 岡山県の被害まとめ…61人が死亡 住宅、交通機関に甚大な影響

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 西日本豪雨から1カ月。倉敷市真備町を中心に岡山県全体で大きな被害が確認されています。

 西日本豪雨で岡山県では61人の死亡が確認されています。このうち51人が倉敷市真備町で亡くなっています。  また、高梁市、新見市、岡山県鏡野町で1人ずつ、あわせて3人の安否が分かっていません。

(記者) 「約1カ月ぶりに津山線全線で運行が再開しました」

 現在も一部区間で運転を見合わせているJR姫新線、因美線、芸備線は9月中の再開を目指しています。  井原鉄道の総社駅と三谷駅の間は9月上旬まで運転を見合わせる予定で、バスによる代行輸送を行っています。

(記者) 「建設型仮設住宅の工事が始まりました。赤いしるしの場所に住宅が建てられます」

 住宅にも多くの被害が確認されています。

 倉敷市真備町を中心に住宅の全壊が4107棟、半壊が1734棟、520棟が一部損壊しました。また岡山市を中心に約4500棟が床上浸水、6094棟が床下浸水しました。

 真備総合公園では、6日から建設型の仮設住宅の工事が行われています。ほかにもみなし仮設住宅や市営住宅への入居する人も出始めました。

 倉敷市真備町では決壊した小田川とその支流の応急工事が行われ、3日に8カ所全ての応急工事を終えました。

(記者) 「バスが到着し、ボランティアが続々と降りてきます」

 岡山県で活動したボランティアは延べ4万5000人を超えました。しかし真備町などでは平日を中心にボランティアが足りていません。

 被災者の避難生活も長引いています。岡山県62カ所の避難所で生活している人はまだ2100人以上います。避難所以外に避難している人も含めるとさらに多くの人がいるとみられます。


(記者) 「道に沿ってずっと積まれている災害ごみ、自衛隊が重機を使って撤去作業を行っています」

 大量の災害ごみの処理も問題です。岡山県によりますと、豪雨による災害ごみは約41万トンに上ります。

 搬出できていない災害ごみが道路脇などに積まれているほか、分別や破砕などの処理もこれからです。

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