事実上の撤退です。香川県豊島の太陽光発電所計画は、現在2カ所の建設予定地で計画が進められていますが、このうちの1カ所が計画を取りやめる見通しであることがわかりました。
豊島唐櫃地区の西側と東側の予定地で、それぞれ750キロワットの容量の太陽光発電所の建設計画があり、3年前に国に認可されています。
このうち、西側の予定地は広島市の事業者が建設を予定していて、2度にわたり説明会が開かれていますが、反対する住民との間でこう着状態が続いています。
一方、東側の予定地は、岡山市の事業者が建設を計画していますが、これまでにまったく動きがありません。 複数の関係者の話によりますと、採算性の問題や豊島住民の反対運動などもあり、撤退する意向を固めたことがわかりました。 電力会社に対しても、電線接続の申し込みの取り消しを求めたということです。
西側の建設予定地では産業廃棄物が見つかっていて、現在、県の指導で産廃の撤去が進められています。西側の事業者は建設を進める予定で、近く予定地を視察することにしています。