岡山県の伊原木知事が、西日本を襲った記録的豪雨の復旧と復興にあてるため、総額約147億円の補正予算を専決処分したと発表しました。今回の補正予算額は、戦後最大規模だということです。
（岡山県／伊原木隆太知事） 「こういうときにきちんと対応するために、われわれ節約をしてきたので、ここはしっかりと対応していきたい」
伊原木知事が臨時の記者会見を開いて、予算編成の目的を説明しました。
被災者の生活再建支援に関わる予算は総額約91億円で、避難所の設置や運営に8億円、仮設住宅の提供に64億円などとなっています。
公共施設の復旧予算は、総額約55億円で、土木施設の応急復旧に46億円、がれきやごみの撤去に1億円、校舎1階が水没した県立の倉敷まきび支援学校の復旧に5億円をあてます。
岡山市の大森市長も、記者会見で市の災害対応を振り返りました。
（岡山市／大森雅夫 市長） 「（Ｑ.市長としてやるべきことはやっている？災害対策として）100点満点かっていうと、そこはいろいろあると思います。とっさの対応もありますからね。ただその時点その時点では最善の努力は尽くしていった」
岡山市では毎年8月に「おかやま桃太郎まつり」を開いていますが、「岡山を元気にしたい」と、今年も実施することを決めました。
