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岡山県の防災情報メール 最大2時間の配信遅れが判明…避難に影響した可能性

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 避難に大きな影響があるトラブルです。岡山県が配信している防災情報メールが、最大2時間遅れて届くトラブルがあったことがわかりました。

(岡山県の会見) 「メール登録者の方に大変ご迷惑をかけました、申し訳ございませんでした」 (Q, 避難・被害拡大に影響は?) 「影響はあった可能性は十分あると思います」

 岡山県によりますと、メールの配信が遅れたのは6日午後6時32分から7日午前11時半までに、配信された防災情報メール約192万件です。

 避難にかかわる重要な警報や観測情報などが、時間通りに届かなかったということで、その中には、浸水で大きな被害が出た倉敷市真備町に関する情報も含まれていました。

 メールの配信件数が激増したため、配信処理にトラブルが起き、最大で2時間の遅れが出て、6万4000人に影響が出ました。今も3000人分の配信を停止しています。

 被害拡大の原因はハード面だけにあったのか。倉敷市真備町の住民からはこのような声があがっています。   (住民はー) 「水は皆そんなに警戒してなかったと思うんですよ。本当の非常事態ということをもっと上の人が早く判断しても らえないかねえという気はしました」

 倉敷市真備町では、小田川の堤防2カ所のほか、支流の高馬川や末政川などが決壊し、約1200ヘクタールが浸水しました。

 倉敷市は、浸水する前の6日午後11時45分、小田川の南側の区域に避難指示を出しましたが、北側には出していませんでした。  その1時間45分後の7日午前1時半、真備町箭田付近で高馬川の堤防を水が越えたとして、北側の区域に避難指示を出しました。

 住民によると、真備地区全域に緊急避難指示が出ていることが改めて知らされたのは、午前4時ごろのことです。  倉敷市は8日の会見で、避難指示を出した時間などは、適切だったとしています。


(倉敷市の会見) 「本川の堤防がいつ崩壊したかは確認できておりませんが、(基準の)水位だけで判断しているわけではないので、現場も見てやっているので、南と北で時間差もあったかと思います」

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