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冠水した倉敷市真備町 水が引き被害状況が次第に明らかに…(9日18時現在)

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 西日本を中心とした記録的な大雨は、岡山県にも甚大な被害をもたらしました。雨がやんでから1日がたった9日、徐々に被害状況が明らかになってきました。犠牲者の数は9日午後6時現在、28人にのぼっています。

 小田川などが決壊し、広い範囲が冠水した倉敷市真備町。徐々に水が引きはじめ、流された車や瓦礫があらわになり、被害の大きさが見てとれます。

(自衛隊員) 「自衛隊です!どなたかおられますか?」

 9日も朝から、自衛隊による捜索活動が行われました。安否が確認できた家の玄関には黄色いテープが巻かれています。

 避難していた人も、様子を確認するため、家に戻っています。

(記者) 「掘りごたつには水が残っていて、こちらの冷蔵庫も傾いたままです」

(浸水した家の住民はー) 「お手洗い水が引かなくて、こんなの、水が1cm2cmたまってますでしょ」

(浸水した家の住民はー) 「冷蔵庫がここにあったのがばたんと倒れて」

 こちらの住宅は2階まで浸水しました。

(浸水した家の住民はー) 「逃げる前にね、全部洗濯物とか上に上げたんやけどここまで(水が)きとる」 「(Q.上げても意味がなかった?)うん、だからこの上のポスターとかは生きてとんよ」

 一時、600人が避難していた二万小学校では、今も約200人が身を寄せています。

(避難者はー) 「もう疲れてます。猫を連れてきとるから猫も怯えてしもうて」

 体育館は蒸し暑く、車で一夜を過ごした人の姿も見られました。また、携帯電話も繋がりにくい状況です。

 そんな避難所に午後、畳およそ120枚が届きました。早島町のござ祭りで使われる予定だったものです。10日、避難所のスタッフたちが体育館に敷いていくそうです。


(岡山県畳商工業協同組合/寺尾守 理事長) 「フローリングの固いところで、寝起きされることを思うと、普段の生活には程遠いかもしれませんが、とりあえず畳みの上で寝起きして過ごしていただけたら」

 岡山県ではこれまでに倉敷市で23人、笠岡市で3人など、28人の死亡が確認されています。いまだに33人の行方が分かっていません。

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