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学んだことを社会に生かす 岡山県の高校生が飲食店の点字メニュー作り

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 授業の成果を社会に生かします。福祉について学ぶ高校生が、飲食店の点字メニュー作りに挑戦しました。

 点字メニューを作っているのは、瀬戸南高校の生活デザイン科の3年生21人です。生活デザイン科では、去年から点字メニュー作りを授業の一環で行なっています。

(記者) 「お店の人から送られてきたこのメニュー表を元に、生徒たちは点字を打っていきます」

 作るのは10ページのメニュー表。生徒たちは、点字一覧表とにらめっこして、試行錯誤しながら作業を進めていきます

(生徒はー) 「行飛ばしや、最初にあってるのに次の文字にいっちゃうとかそういうので、ミスっちゃいましたね」 「目の見えない人に読めるように、そのメニューを見てその商品を選んでもらえるように、わかりやすいようにそんな思いでやりました」

 今回、点字メニューの製作を依頼した兵頭剛さん。岡山市北区で居酒屋を経営しています。  大学時代の友人が、病気で視力を失ったという兵頭さん。去年、瀬戸南高の生徒が作った点字のメニュー表をみて今回、依頼をしました。

(麒麟麦酒空間 ラガー/兵頭剛さん) 「半年くらい前に食べにきて、その友人の友人も視覚障害の方もいらっしゃったりって、そこですごく何かできないかなっていう思いがいっぱいで、点字のメニューがあるのとないのでは、全然違うなとそこで実感しました。

 兵頭さんが依頼した点字メニュー。2時間ですべてのページが完成し、出来栄えも上々です。

(瀬戸南高校 社会人講師/福原隆行 先生) 「意外と間違いも少なかったですし、きれいに時間内に仕上げることができたし、同じように障害者について一緒に考えてくれながら作ってくれたので、100点だったと思います」

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