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子どもを褒める授業とは?岡山・浅口市の学級経営アドバイザーに菊池省三さん

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 子どもを褒める授業とは、なんでしょう?褒めることを重視した独自の教育実践を行う先生が、岡山県浅口市の「学級経営アドバイザー」に就任しました。

 鴨方中学校の2年1組の教壇に立ったのは、教育実践研究家の菊池省三さんです。

(記者) 「菊池先生の授業がはじまりました。生徒のほかにも、他の学校の先生がきています」

 浅口市は、子どもたちのコミュニケーション能力を高めよりよい学級をつくろうと、菊池さんに「学級経営アドバイザー」を委嘱しました。

 教育関係者約30人が注目する授業とは…?

 発表した生徒には大きな拍手が。

 菊池さんはこれを「拍手のシャワー」といいます。誰でも簡単にできる相手を褒める行為で、教室が一体となって 盛り上がります。

(生徒はー) 「もう一生懸命大きく拍手するようにしました」

 また13日は「100メートル・9秒台、1歩・30分・どちらが凄い?」という5行の詩について、話し合う授業をしました。

 スマートフォンの利用により、直接的な会話や集団行動が苦手な子どもが増えていますが、この授業では男女関係なくみんなで、お互いの意見の違いを認め合います。

(生徒はー) 「障害のある方もない方も、みんな平等に生きているので、陰で悪口とか直接言うのもなくしたほうがいいと教わりました」

 見学した教育関係者も、菊池さんの授業の仕組みを見習いたいと話していました。

(他校の先生は―) 「誰かに問えば難しい問いにも、答えが見つけられるという仕掛けを、授業の中に入れていかないといけないなと。」

(担任の先生は―) 「1年後にクラスの生徒たちが、認めあって励ましあって賞賛できるような学級をつくりたいと、改めて感じました」


(浅口市 学級経営アドバイザー/菊池省三先生) 「自分らしくていいんだっていう自分への自信と、それが成せる安心感のある空間をより高めていこう。そこがやっぱり、これから学校に求められている。大切なことじゃないかなと思いますね。」

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